店頭流通

マカフィー 個人向け販売で110万ユーザー突破 年内目標を150万に上方修正

2004/09/13 18:45

週刊BCN 2004年09月13日vol.1055掲載

 マカフィー(加藤孝博社長)は、昨年10月1日に再参入したコンシューマ向けセキュリティソフト販売事業で、事業再開後約10か月間で、年間目標の80万ユーザーを上回る110万ユーザーを獲得した。これにより目標獲得ユーザー数を年内150万ユーザーに上方修正した。

 マカフィーは再参入以来、一貫してメーカー系パソコンへのバンドルと、ISP(インターネットサービスプロバイダ)のインターネット接続サービスとの組み合わせ販売に力を入れてきた。獲得したユーザーのうち、「約70%がISPとバンドル経由」(田中辰夫・執行役員コンシューマー営業統括本部長)で、パソコンショップや量販店などのショップ販売比率は約30%となっている。

 メーカー系パソコンのバンドルでは、松下電器産業、NEC、東芝製パソコンに提供しており、ISPではビッグローブ、DIONなどと提携している。

 コンシューマ事業の指揮を執る田中執行役員は、「店頭販売をやめるつもりはないが、今後もISPとバンドル経由での販売を主軸に考えていく」と話している。ISPの開拓では地方のケーブルテレビ業者などとの協業を強化し、パソコンへのバンドルでは、ショップオリジナルパソコンも視野に入れている。
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