ソフトメーカーの米ロキシオ（クリス・ゴログ会長兼CEO）は、CD／DVDライティングソフトやデジタルカメラの画像編集ソフトを統合したソフトを開発し「デジタルメディア市場」の創出に力を注ぐ。ユーザーが画像や映像などパソコンで保管するデジタルメディアを円滑に活用できる環境を作るのが目的。ワールドワイドでビジネスソフト市場が全般的に縮小傾向にあるなか、新しいコンセプトで需要の活性化を図る。

　デジタルメディア市場を創出するための新製品は、「イージー・メディア・クリエーター7」。2004年2月に米国で発売した。日本では、ロキシオ・ジャパン（笠原健司社長）が6月18日に販売を開始。米国での販売本数の15％程度という日本は、「初年度で5万本の販売本数を見込みたい」（笠原社長）と、新しい市場の創出に意欲をみせる。

　同製品は、CD／DVDライティングソフト「イージーCD＆DVDクリエーター」をはじめデジタルカメラ編集ソフト「イージー・デジカメクリエーター」と、ビデオ編集ソフト「イージー・ビデオクリエーター」、CD／DVDのバックアップソフト「イージーDVDコピー」の最新バージョンを統合したソフト。画像や映像などパソコンに保管しているデジタルコンテンツの編集やCDおよびDVDへの書込みまでの一連の操作を連携させ、使い勝手の良さを追求。多くの機能を搭載することで、パソコン上級者から初級者までを対象とした。