全国ショップ激戦図
<全国ショップ激戦図>26.神奈川・川崎(上)
2004/05/03 18:45
週刊BCN 2004年05月03日vol.1038掲載
川崎駅前の集客率を高める

一方、市の都市再開発事業ではないものの、やはり川崎駅近くの複合型商業施設「川崎ルフロン」内の西武百貨店跡地に今年3月3日にオープンしたのがヨドバシカメラ。同社にとって全国で18店舗目になる「マルチメディア川崎ルフロン」は、地下1階から地上4階で構成され、総売り場面積は約1万4500平方メートル。大阪・梅田の「マルチメディア梅田」、福岡・博多の「マルチメディア博多」に次ぐ3番目の大型店舗だ。

市が実施した都市再開発事業や、来店者を増やすための川崎ルフロンによる取り組みにより、川崎駅前周辺でカメラ量販店がシェア拡大に向けた激しい主導権争いを繰り広げることになった。さくらやとヨドバシカメラ双方とも、限られたパイを奪い合うだけでは売上高が伸びないと判断しており、それぞれ川崎駅周辺地域自体の集客を上げるための店舗作りを意識している。(佐相彰彦)
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