ヴァンヴァン（武藤鶴代社長）は、帳票作成に自動グラフ作成や画像処理、自動メール配信などさまざまな機能を連動したビジュアル重視の新総合ビジネスソフト「マジックエクセル」（価格9800円）を発売した。マニュアルレスの簡単操作でエクセルの高度な活用が可能になっている。

「マジックエクセルはエクセルのアドインソフト。開発段階では、自由な操作性と活用の広がりを重視した」（武藤俊博会長）と話す。

「人がソフトに歩み寄るのではなく、ソフトが徹底して人に歩み寄る」とのポリシーで、絵や写真を駆使したビジュアル帳票を誰もが簡単に作成、活用できる。

　基本機能は、直感操作によるお絵描き、デジカメ画像取り込み、ワンタッチ帳票作成、画像貼り付け、グラフの自動作成、画像や絵を貼付けたデータなどを電子メール送信するメール送信の6種類を搭載している。

　いずれも既存の専門ソフトで実現している機能だが、これらを1本化して操作性を向上。融合活用による相乗効果を追求した。さまざまなデータ処理でこれらの機能がいつでも自由に利用でき、作成した画像やシートがサムネールによる見出し付きで自動的にデータベース化されるなど、処理面での徹底した自動化が特徴だ。

　帳票作成では、一覧のなかから作成したい帳票とタイプを選び、縦横の行数を入力する。グラフの自動作成は、シートへの数字入力と同時に好みのグラフが立ち上がる機能だが、エクセルだけでこれを実現することも可能だ。しかし「努力してその操作を覚えるのではなく、クリック1つで誰もが簡単に使いこなせる機能」として提供した。絵や写真のシートへの貼り込みも同様で、画像一覧のなかから目的の画像をクリックするだけでセルに取り込める。メール送信では、シートを自動圧縮して送信、着信後は自動解凍する。

「ソフトの習得にではなく、創造性を重視するあらゆるユーザー層」を対象に、30日間体験版を用意した。http://www.vanvan1963.jp/からダウンロードできる。