店頭流通
ビックカメラ 大宮西口そごう店オープン 初日の売り上げは1億4000万円
2003/12/01 18:45
週刊BCN 2003年12月01日vol.1017掲載
同店は、JR大宮駅西口のそごう大宮店が新しくオープンした「パーキング館」内の地上1-3階部分に店舗を構える。
最大の特徴は、百貨店内で出店したことだ。ビックカメラの顧客は、もともとビジネスマンなど男性の顧客が多い。宮嶋宏幸・取締役営業本部長は、「そごう大宮店の本館と3階で直結しており、従来からの男性客に加えて、女性やファミリーなどの来店が増えるだろう」と期待している。
昨年5月に東京・JR新宿駅西口の小田急新宿店ハルク館でテナント出店した新宿西口店も、女性やファミリーが来店しているという。今回の大宮西口そごう店の出店で「男性向け店舗」というイメージを払拭し、幅広い層の顧客を獲得していく。
売場面積は6600平方メートル。11月7日にオープンした名古屋駅西店(売場面積1万5389平方メートル)に比べると小規模な店舗ではある。しかし、「名古屋駅西店に負けないアイテム数」(宮嶋本部長)と、品揃えの多さを重視した店舗になっている。
1階では、銀塩カメラやデジタルカメラなど写真関連機器を揃え、ビックカメラにとって4店舗目となるフイルム現像やプリントサービスを手がける「写真工房」を設置した。AV(音響・映像)機器も揃えており、ホームシアターの体験コーナーも設置。2階は、パソコンおよび関連機器フロアで、アクセサリー品を充実。組み立て用パソコンパーツは100種類程度を揃えた。
3階は、そごうとの連絡通路があることから、女性やファミリーの来店を見込み、家電機器フロアとしている。130台の大型冷蔵庫、100台の洗濯機を展示したほか、フェイシャルやホームエステなど女性向け商品の体験コーナーを設置した。
従業員は約100人。同店の竹野仁店長は、新宿東口店や立川店などの店長を経験している。竹野店長は、「品揃えの豊富さと従業員の商品知識の深さという、ビックカメラの良さをアピールしていく」と話す。
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