店頭流通

ソフトチャイナ 自社ブランドでコンシューマ市場に参入

2003/10/20 16:51

週刊BCN 2003年10月20日vol.1011掲載

 コンシューマ向けソフト開発・販売のソフトチャイナジャパン(平里守人社長)は、自社ブランドソフトの拡充を図る。

 同社のソフト販売は、自社ブランドでの展開と、ソフトベンダーへのOEM(相手先ブランドによる生産)供給の2つの方法をとっている。だが、現在主軸となっているのはOEMでの販売。NECインターチャネルの「ビタミンシリーズ」や、キヤノンシステムソリューションズの「デジタルツールズシリーズ」などのソフト開発が中心だ。

 平里社長は、「設立3年目で自社ブランドを展開できる体制が整った。これまで以上に自社ブランド製品を揃えていき、自らのブランドでソフト市場を活性化していく」と話している。

 自社ブランドの強化に向け、11月7日からユーティリティソフト「Copi-XP(コピーエックスピー)」、「Schmaili(シュマイリー)」を発売する。

 「コピーエックスピー」は、クリップボードを10個まで増設し、テキストの入力を効率化するソフト。「シュマイリー」は、電子メールに動画をワンクリックで貼り付けることができる。価格はともに1980円(パッケージ版)。

 コンシューマ向けソフト市場は低迷が続いているが、平里社長は、「ユーティリティ関連は、ユーザーの要望の中でまだ提案しきれていない分野が多い」としており、今後もユーティリティソフトを中心に自社ブランドを揃えていく。
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