日本の店長
<日本の店長>第28回 OAシステムプラザ 福島店 丸野内 隆店長
2003/07/21 18:45
週刊BCN 2003年07月21日vol.999掲載
小回りのきく地域密着型
同店では、フロア内にサポートセンターを設置。特徴は、従業員7人すべてが接客から商品の修理までできること。「自分が担当する顧客を販売後もサポートする」ことを徹底させており、細かいニーズに迅速に対応できる体制を敷いている。今後は、自宅に訪問してパソコンやADSLの設定などを行う出張サービスを検討している。商圏は半径20-30キロメートルを想定し、30台収容の駐車場を設置。1日平均の来店者数は平日が約200人、土日が約500人。来店者数イコール購入者数とみられる。商品数は1万アイテム以上を超える。特に力を入れている商品はパーツと中古パソコン。売上比率は、両方とも全体の約10%を占める。既存顧客のビジネスマンが中級者以上ということもあり、パソコンのアップグレードや低価格パソコンが人気を集める。なかでも、「中古パソコンは、将来的に売上高の15%まで引き上げる」考え。一方、売上高の40%を占める新品パソコンについては、「売れ筋だけを展示している」という。最近の傾向は、「記録型DVD搭載型のパソコンが売れている」とか。また、「最近では、パソコンとインクジェットプリンタ、年賀状ソフトなどをセットにした『おまかせセット』が高齢者をはじめとした初心者に人気が高い」としている。さらに、固定客が多いアップル製品のソフトウェアなど周辺機器も含めて商品数を増やしていく。
丸野内店長は、オープンした1997年から同店の従業員で、02年4月に就任した。現在の従業員も、「オープン当時からのメンバーがほとんどだ」という。「展示や接客で気がついたことを、みんなで意見を出しあっている」と、店長や従業員という立場に関係なく、一丸となって売上高を伸ばしている様子が伝わってくる。(佐相彰彦)
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