日本の店長
<日本の店長>第27回 パソコン工房 福島店 庄司義和店長
2003/07/14 18:45
週刊BCN 2003年07月14日vol.998掲載
順調に来店者が増加

庄司店長は、大阪・日本橋電気街のパソコン工房日本橋店で販売していた経験をもつ。福島県の特性については、「パソコンマニアの来店が電気街よりも比較的少ない」という。同店を含めてパソコン専門店や家電量販店のほとんどは、駐車場完備で駅から離れた国道もしくは県道沿いに店舗を構える。そのため、「マニアは各店舗を回らずにネットや通販などで購入する。したがって、実店舗に来店するのは初級者や中級者が多いことになる」と説明する。パソコンマニアが来店しないのは、パーツ専門店にとっては大きな痛手だ。
だが、「郊外店は、駅前や電気街のように会社や学校帰りにちょっと立ち寄るというケースが少ない半面、来店すれば必ず購入する可能性が高い。しかも、初級者の自作ニーズが高まっている状況」としており、1時間程度かけて丁寧に接客することで顧客を獲得してきた。「顧客が固定客となり、組立パソコンに対するスキルが上がったとしても、分かりやすく説明することは変わらない」と強調する。オープンは2000年7月。売上高は「これまで前年同月比20-30%増で推移している」と自信をみせる。(佐相彰彦)
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