日本の店長
<日本の店長>第23回 サクセス PCサクセス秋葉原2号店 谷口 怜店長
2003/06/16 16:51
週刊BCN 2003年06月16日vol.994掲載
1階に移転で新規客増加
売上高は、移転前が1か月平均で4000-5000万円だったが、「移転後の5月は、1か月で1億円の売上高になった」としており、「今後も前年同月比40-50%増を目指す」と意気込む。3階部分は、サポートおよびBTO(受注生産方式)パソコンの組み立てセンターにした。同社では、今年に入ってからショップブランドのオリジナルパソコンの販売に力を入れている。「消費者にとってオリジナルパソコンは、ニーズにあった機能を搭載し、比較的低価格で購入できることがメリットだが、まだまだサポート面などでメーカー製パソコンよりも劣ると感じている。そのため、専門部隊を配置することでサポートを強化した」としている。
同店が店舗を構える地域は、秋葉原電気街のほぼ中心地。パソコン専門店をはじめ、パーツ専門店や大型家電量販店など競合店舗が立ち並ぶ。パソコン上級者から初級者まで、さまざまな顧客層がこの地域を訪れる。そんななか、差別化のために、例えば「モニタの品揃えを充実させた」という。モニタのアイテム数は液晶やCRT(ブラウン管)を含めて40機種を展示している。
1日平均の来店者数は平日が130-180人。休日は300人以上になる。顧客は固定客よりも新規層が来店するケースが高い。谷口店長は秋葉原本店の店長も兼任する。本店と2号店の切り分けについては、「本店では既存顧客が来店し、なおかつパソコン上級者が顧客であるため、組み立てパソコン用パーツの品揃えを充実させている」という。昨年度(02年10月期)における本店と2号店をあわせた売上高は約12億8000万円。「今年度は、2号店での売上高が一層伸びるので20億円は固い」と自信をみせる。(佐相彰彦)
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