日本の店長
<日本の店長>第22回 パソコン工房 秋葉原店 鈴木啓修店長
2003/06/09 18:45
週刊BCN 2003年06月09日vol.993掲載
サポートセンター設置へ

接客は、「初級者が増えているため、専門用語を使わないようにしている」という。接客時間は、「わかりやすく丁寧に行うことで10分程度」としている。5月上旬には、サプライ品の品揃えを強化した。価格が1000円以下の商品を中心に3000種類のアイテム数を5000種類に増やした。「サプライ品を充実させることで、顧客1人あたりの販売単価を引き上げることにつながった」という。加えて、来店者の店舗滞在時間が長くなった。サプライ品をベースとした接客で固定客になる可能性が高い新規顧客の獲得にもつながっている。
サポートセンターを設置するのは、「パソコン初級者の顧客が増えており、サポート体制を強化することが重要だと判断したため」としている。同店が店舗を構える地域は、秋葉原電気街のなかでも組立パソコン用パーツを専門に扱うショップが多い。競合店舗との差別化にもつなげる。昨年度(2003年3月期)の売上高は6億円弱だった。今年度は7億円の売上高を目指す。(佐相彰彦)
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