店頭流通

ベスタグ 「パソconeco」を強化 価格比較でナンバーワンへ

2002/08/12 16:51

週刊BCN 2002年08月12日vol.953掲載

  ベスタグ(柴田健一社長)は、パソコン関連製品の価格比較サイト「パソconeco」(http://www.coneco.net/)のアクセス数、会員数を増強し、同分野のナンバーワンサイトを目指す。同サイトは7月中旬にリニューアルオープン、掲載店舗数を70店から350店に拡大し、検索対象データ数を20万点にした。同サイトを利用した商品購入比率も上昇しており、取扱高は昨年1年間で630%の伸びとなった。同社ではこの好調さを生かし、「知名度の増強、利用者の拡大をさらに進めていくことで、パソコン製品の価格比較サイトのナンバーワンへと成長させていきたい」(柴田社長)方針だ。

 ベスタグは、三菱商事が出資するベンチャーリパブリック(柴田啓社長)の関連会社。柴田啓氏が会長を、柴田健一氏が社長を務める。

 「パソconeco」は、「NETde通販」の名称で運営されていたパソコン関連の価格比較サイトだったが、2001年4月にパソconecoに改称。その後、いち早くブロードバンド接続サービスの価格比較サービスなどを立ち上げ、利用者数を増やしてきた。

 そこで、「パソコンの価格比較サイトとして、ナンバーワンの利用者をもつサイトへと成長させる」(柴田会長)という。

 7月のリニューアルで、登録店舗数を70から350と大幅に増加。「例えば、エプソンのインクジェットプリンタPM-890Cを検索した場合、70件のデータが取得できる。ほかの検索サイトでは30件程度しか結果が出ない。さらに、ほかのサイトでは探し出すことができない特殊な製品も見つけることができる。登録店舗の多さがメリット」(柴田会長)。

 今後は、「サイトの認知度をあげて、アクセス数、登録会員数の増強を行っていく」という。

 「これまでサイトの告知はほとんど行ってこなかったが、ニフティ、ビッグローブといった大手ISPと提携し、エンドユーザーの誘導を行う」(柴田社長)としている。
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