店頭流通
ソニーの02年度経営方針 エレクトロニクス、ゲーム、コンテンツ 3分野をコア事業に
2002/05/20 18:45
週刊BCN 2002年05月20日vol.941掲載
3つのコアセクターを連携させるための支援組織として「NACS(ネットワークアプリケーション&コンテンツサービスセクター)」を4月1日付で新設。また、グループ外企業との緩やかな提携(ソフトアライアンス)戦略にも積極的に取り組む。
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ソニーは例年、3月下旬から4月上旬にかけ新年度の経営方針説明会を開いているが、今年度の開催は5月14日と1か月余り遅れた。
しかも、すでに5月9日にはニューヨークで同様の説明会を実施しており、日本は後回しとなった。 出井会長によると、米国を優先させた理由は「日本だと、どうしても話がエレクトロニクス中心になり、エンターテインメントにまで説明が及ばない。米国では映画『スパイダーマン』の成功が大変評価された」とのこと。エンタテインメントの本場、米国でコンテンツ事業の評価を聞いてみたかったようだ。
今回開催が約1か月遅れたことで、「何か重大な戦略転換でもあるのでは」との観測も事前に飛び交った。 だがフタを開けてみれば、新たな目玉は「NACS」の設置とゲーム機の値下げくらい。延々2時間に及んだ割には、従来の戦略を再確認する説明会となった。
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