店頭流通

アイ・オー・データ機器 HDD・ビデオ「Rec-On」を発売

2002/05/06 17:00

週刊BCN 2002年05月06日vol.939掲載

情報家電時代の戦略商品に

 アイ・オー・データ機器(細野昭雄社長)は、ハードディスク・ビデオ・レコーダー「Rec-On」を4月25日に発売した。ハードディスクとVHSビデオレコーダーを組み合わせた商品は東芝などが商品化しているが、ハードディスク単体でビデオ録画できるのは同機が初めて。「デジタル情報家電時代の戦略商品として育成していく」(土田拓取締役)方針で、発売後3か月間で5000台の販売を目指す。

 先行した東芝などの製品に比べると、ビデオテープデッキをもたない点が大きな相違点。「映像ライブラリーをたくさんもっているマニア的なユーザーが初期のターゲットになると考えている。テープデッキは当然もっているはずなので、長期保存したいコンテンツはテープあるいはDVDなどに落としてもらえばよい」(販売推進部桐山良彦部長)としている。

 価格はオープン。容量40GBの「VR-HDA40」が7万円前後、同80GBの「VR-HDA80」が80万円前後を想定している。

 また、BSデジタルハイビジョン放送対応の録画ハードディスクユニット「Rec-POT」も4月26日に発売した。オープン価格だが、5万円前後を想定。

 「Rec-On」は、テレビ番組、ビデオデッキ、ビデオカメラ映像の録画ができ、パソコンとUSB接続して取り込んだ映像の編集ができる。

 タイムシフト再生、早見再生、プログラム再生などハードディスクならではの機能をもたせた。また、ハードウェア面では、最小クラスのコンパクトボディで、HDD部分を簡単に取り外せる世界初のセパレートタイプとし、将来の大容量化にも対応した。
  • 1