店頭流通
エニワン USBメモリ「Bee Mail」発売 サクセスを総代理店に
2002/04/08 17:00
週刊BCN 2002年04月08日vol.936掲載
エニワン(佐藤裕明社長)は、メールの送受信ができるUSBメモリ「Bee Mail(ビーメール)」(オープンプライス、推定小売り価格=9800円)を開発、サクセス(杉浦敏雄社長)を総販売代理店に4月末から販売を開始する。
ビーメールは、汎用のUSBメモリデバイスにオリジナルメールソフトをインストール。パソコンのUSBポートに差し込むと、他人のパソコンやインターネットカフェのパソコンで自分のメールの送受信が行える。
開発したエニワンの佐藤社長は、「この製品は自分たちが使いたいものだった。出張でノートパソコンを持ち歩くのは面倒だが、メールの送受信はしなければならない。そういう場合にビーメールを持ち歩けば、出先でパソコンを借りてメールの送受信ができる」と製品コンセプトを説明する。
大きさはキャップ部分も含め103×28×11mm、重量は30g弱の小型・軽量サイズ。インターフェイスはUSB1.1で、メモリは16MB。
販売は、ラオックスザ・コンピュータ館の店長だった杉浦氏が社長を務めるサクセスを通して行う。「メーカーや卸業者さんにビーメールを見せたところ、非常に多くの引き合いをもらった。単体での販売に加え、メーカーに提供し、ノベルティとして利用してもらったり、特定企業のニーズにあわせてソフトをカスタマイズして販売するなどの方法も行っていきたい」という。
メールソフトを搭載した単体製品として販売していくほか、シマンテックの「pc Anywhere」搭載版「Bee Mail pcAny where」(推定小売り価格3万9800円)を5月末日に、オムロンの日本語FEP「Wnn」を搭載し外国語OS上でも利用できる「Bee Mail Ex」(同4万9800円)を今年夏に、シンクフリーの「シンクフリーオフィス」を搭載した「Bee Mail office」(同1万9800円)を今年秋に発売する。4製品で計12万本の販売を見込んでいる。
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