デルコンピュータ（浜田宏社長）は、同社の個人向けオンライン販売の売り上げが3月25日に日商1億円を突破し、過去最高の日商を記録したと発表した。

　コンシューマ向け販売強化の一環として、3月12日から4月8日までの期間限定でテレビコマーシャルを放映した。さらに、個人向けのプロモーション活動にも注力しており、オンライン専用のキャンペーンや、雑誌および新聞広告でデスクトップ製品を強力に訴求するなど、積極的なマーケティング活動を展開している。

　日商1億円突破の背景としては、（1）放映中のテレビCMの効果により、CM中で取り上げている「DIMENSION 4300S」を中心に、「Pentium 4」搭載のデスクトップ製品の販売が好調に推移した、（2）春の入学・入社シーズンに合わせて、オンライン販売限定の割引キャンペーンを実施し、製品の割安感が高まった、（3）ADSLの普及と、2台目以降を購入する客層の増加により、インターネットで簡単にカスタムオーダーができる利便性がより市場に浸透してきた、（4）1月から「デル・アフィリエイト・プログラム」を開始し、積極的に展開した結果、これまで以上に集客率が高まり、販売増につながった――などをあげている。