経営トップの辞任などで経営体制の揺れている米アップルコンピュータの社外取締役にオラクルのラリー・エリソン会長が就任する可能性が出てきた。

　消息筋によると、アップル相談役のスティーブ・ジョブズ氏が同社の取締役に就任するよう働きかけているという。

　ジョブズ氏が同様の目的で接触しているのはエリソン氏のほかに、3コムのエリック・ベンハモー会長、アドビ・システムズのジョン・ワーノック会長、パワー・コンピューティングのジョール・コーシャー社長など。

　6日にボストンで開催されるマックワールド・エキスポでジョブズ氏がアップルを代表して講演する予定で、この中でアップルの新会長および新取締役の発表が行われるもよう。