今日は何の日
<今日は何の日>5月3日「元号『大宝』が制定(701年)」
2025/04/28 09:00
週刊BCN 2025年04月28日vol.2057掲載
時代を区切るもの
令和になってからというもの、和暦を西暦に置き換えるのが難しくなってきた。今年は西暦で2025年だが、令和で何年かと問われると、すぐには答えられない。行政の書類は和暦での記載が多く、いつの資料だったかと一瞬迷うことも少なくない。元号は2000年以上も前に現在の中国で使われ始めたという。君主の交代に合わせ、時代をリセットし、縁起のいい名前をつけて国家の平穏を願うといった意味があるそうだ。日本では「大宝」以前にも「大化」や「白雉」などの元号があったが、散発的な使用にとどまり、大宝から令和まで続くことになった。現代では公的に元号を使っている国家は日本だけのようだ。
元号に時代を区切る性質があるのは確かだろう。令和に変わったときには新しい時代の訪れを予感させたし、昭和、平成と、それぞれの元号に応じた固有の雰囲気、イメージを思い浮かべる人もいるはずだ。元号自体はただの記号に過ぎないかもしれないが、人の心に与える影響は大きい。
調べてみると、令和から西暦を導く簡単な手法があると知った。令和の年数に18を足せばいい。令和7年なら「7+18=25」で2025年。逆は引けばいい。覚え方は「018」(れいわ)だそう。(無)

由来
701年5月3日(文武天皇5年3月21日)、元号に『大宝』を制定。以降、今日まで元号が継続されている。
- 1