今日のひとことWeb版
パートナーの腕の見せどころ?
2025/04/11 10:00

富士通はオフィスコンピューターのモダナイゼーション支援を本格化させています。記者は実際に稼働している姿を見たことはありませんが、エフサステクノロジーズで提供する「Cloud Service forオフコン」(オフコンクラウド)の利用も含めると、1000社近い企業で富士通のオフコンが今でも利用されているそうです。
取材で興味深かったのは、ハードウェアオフコンの代替として機能するオフコンクラウドの利便性が高く、結果として企業のモダナイゼーションへの意欲が高まらなかった話です。ある方面で優れたサービスも、別の面では意外な影響をもたらすということなのでしょう。
そのオフコンクラウドも2030年度でのサービス終了が決まり、オフコンユーザーは真の意味で新しい環境を目指すことを余儀なくされています。オフコン環境からの脱却は、多額のコストが必要になるため、二の足を踏む企業が少なくないでしょう。モダナイゼーションの利点を伝え、投資コストに見合う効果を生み出せるか。パートナーの腕の見せどころになるかもしれません。(藤岡 堯)
【記事はこちら】
富士通、オフコン環境のモダナイズ推進を本格化 オファリングで一貫的に支援
- 1