今日のひとことWeb版
増えるDCの電力需要
2025/04/10 10:00

NTTデータグループは、2026年2月から28年度にかけて京都府、千葉県、栃木県に計3カ所の大型データセンター(DC)の新設を計画しています。IT電力容量を見ると竣工予定順に京都が30MW(メガワット)、千葉が50MW、栃木が約100MWと大容量化していることが伺えます。
大手クラウドベンダーを中心に生成AIの計算資源への投資が加速していますが、生成AIの稼働に欠かせないGPUサーバーは消費電力が大きく、結果的にDCの電力容量の拡大につながっているようです。
DCを建設する上で電源の確保は大きな課題です。今後は風力や太陽光など環境負荷の少ない再生エネルギーを確保しやすい立地が、DCの建設候補地としてより有力視される見通し。官民が歩調を合わせてDCと電力の設備投資を連携させる「ワット・ビット連携」の議論も進んでいるとのことです。(安藤章司)
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NTTデータグループ、国内3カ所に大型DCを新設 水冷対応で生成AIサーバーを受け入れ
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