今日は何の日
<今日は何の日>4月1日「ジャパニーズウイスキーの日」
2025/03/31 09:00
週刊BCN 2025年03月31日vol.2053掲載
世界で評価される日本のウイスキーづくり
ウイスキーは大麦麦芽やトウモロコシなどを原料としたお酒。発酵や蒸留といった工程を経た後に木製の樽で長期間、熟成させるのが特徴で、まろやかな香りとコクのある味わいが人気だ。国内では定番のお酒の一つとして親しまれている。国内にウイスキーが伝来したのは1853年。いわゆる「黒船来航」の時だと考えられており、その後、外国からウイスキーが輸入されるようになる。国内で初の本格ウイスキーの生産を成功させたのは、寿屋(現サントリー)の鳥井信治郎氏で、1923年に大阪・山崎で蒸留所(現山崎蒸溜所)の建設に着手した。国産ウイスキーづくりが動き出したこの年は日本の「ウイスキー元年」とも呼ばれる。そして29年に「サントリーウヰスキー」の発売に至る。
これを機に、国内のウイスキーづくりは発展を続け現代では、「ジャパニーズウイスキー」として世界的にも評価される存在に。スコットランド、アイルランド、米国、カナダと並ぶ「5大ウイスキー」の一角を担う生産国となる。
大手が提供するブランドとともに、地方の醸造所が生産する「地ウイスキー」が国内には多く存在する。それぞれ独特の味わいを持っているため、ウイスキー好きは飲み比べてみるのも楽しいだろう。(石)

由来
ウイスキー文化研究所内に事務局を置く、ジャパニーズウイスキーの日実行委員会が制定した。日付は1929年4月1日に日本初の本格国産ウイスキーが発売されたことにちなむ。
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