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2025年は「水冷サーバー元年」

2025/03/27 10:00





 生成AIを駆動する高発熱のGPUサーバーを水冷方式で冷やす動きが活発化しています。データセンター(DC)事業者は水冷対応サービスの提供を相次いで始めており、サーバーメーカーは2025年を「水冷サーバー元年」と位置づけて拡販に力を入れています。

 水冷方式は冷却効率が非常に高く、GPUのような発熱量が多いIT機器でも集積度を高められる利点があります。一方で、DCが調達できる電力の総量は限られているため、大電力を消費するGPUの集積度を高めすぎると、DCの床面積が余ってしまう問題に直面します。

 従来型のCPUと高発熱のGPUの収容割合や、空冷と水冷をうまく組み合わせながら、電力容量と床面積をうまくバランスさせて、無駄のない配分にすることがDCビジネスの収益を最大化させる重要なポイントとなりそうです。(安藤章司)

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水冷GPUサーバーの販売増へ 生成AI需要とDC受け入れ整備が後押し
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