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複合機・プリンター生産の集約化が加速
2025/02/27 10:00

OKIが、リコーと東芝テックの複合機・プリンター生産の合弁事業に新しく加わることが決まりました。1月には富士フイルムビジネスイノベーション(富士フイルムBI)とコニカミノルタが部材調達などを共同で手がける合弁会社を立ち上げており、2陣営への集約化が進む可能性がありそうです。
各合弁会社の出資比率は、リコーが81%、富士フイルムBIが75%で主導権を握っており、東芝テックやOKI、コニカミノルタが強みや優位性を合弁事業に持ち寄って調達や生産規模の拡大によるメリットを手にする構図です。
ペーパーレス化で世界主要市場での印刷ボリュームが伸び悩む中、複数社が集まって部材の調達や共通エンジン部分の共通化による利益確保を図る一方、ソフトウェアやITサービス、販売戦略は各社が独自に展開することで他社との差別化を図る考えです。(安藤章司)
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OKI、リコーと東芝テックの合弁事業に参加 共通エンジンの採用で競争力を高める
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