今日のひとことWeb版
年末年始のサイバー事件
2025/02/14 10:00

2024年12月下旬から25年1月上旬にかけて、日本航空(JAL)、三菱UFJ銀行などの金融機関といった大企業がDDoS攻撃の標的となり、一時的にサービスが提供できない状況に陥るといった事件が発生しました。大きく報道されたこともあり、覚えている方も多いのではないでしょうか。
DDos攻撃は古くからある攻撃手法ですが、最近は、コンピューターを外部から遠隔操作するための不正プログラムである「ボット」を使い、増加しているIoTデバイスなどを攻撃ツールにすることで、攻撃の大規模化が進んでいます。
DDoS攻撃の標的となる政府機関や大企業は対策の強化を進めていますが、それ以外の企業の場合、対策をしていないケースが多いです。しかし、前述のように最近はDDoS攻撃をしやすい環境になり、標的となる業種が拡大している傾向があります。より多くの組織がDDoS攻撃対策に取り組む必要が出てきています。(岩田晃久)
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猛威を振るうDDoS攻撃 国内では大規模な被害が発生
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