生成AIを業務で使うには、業務知識を詰め込んだ辞書や参照先を用意するなどいくつかの工夫が欠かせません。その上でユーザーがやりたいことを聞き込むAIエージェント方式を取り入れることで実用性がより高まるといいます。

　伊藤忠テクノソリューションズ（CTC）は、AIエージェント方式を軸にユーザー企業の生成AI活用支援を本格化させています。ユーザーが質問してAIが回答する従来方式ではなく、ユーザーとAIの対話や問答を通じて回答の正確性や実用性を高める手法です。

　ちなみに中国古典の「論語」は、弟子たちが孔子の思想を聞き込んでまとめたものとされています。ユーザーの真意を聞き出してで本当に必要な情報をとりまとめるAIエージェントは、孔子の弟子たちの役割に通じるものがありそうです。（安藤章司）

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伊藤忠テクノソリューションズ（CTC）、AIエージェント導入を本格化 対話によって生成AIの実用性を高める