コンビニATMのメリット

　最近はもっぱら、キャッシュレス決済で買い物をしている。会計のたびに財布をいちいち探すのは面倒くさいし、使った金額が可視化されるのが便利だからだ。一方で、何かあったときのために最低限の現金は持ち歩くようにしており、現金を引き出すためにコンビニのATMを利用することは多い。

　出先で普段利用している銀行のATMを探そうと思うと、場所を検索するなど手間や時間がかかってしまう。一方、コンビニATMであれば、手数料は多くかかるが、近くの店舗に入れば大抵設置されている上、24時間利用することが可能で、すぐに現金が必要になった場合にとても便利だ。

　コンビニATMは、ユーザーだけではなく、コンビニの店舗や銀行にとってもメリットがある。コンビニ側としては、ATMを設置することによって顧客の来店機会が増えて集客効果の向上が狙えるし、銀行側としては自らATMを設置する場合と比べてコストを抑えることができると言われている。

　思い返してみると、ATMを利用しようとコンビニに入店した際はほぼ必ず、飲み物やお菓子などの商品を手に取ってしまうので、うまいビジネスモデルだと感じた。
（留）
 

由来
コンビニATMのさらなるPRを目的に、ATM事業を展開するイーネットが制定。日付は1999年10月8日に、同社が日本で初めてコンビニエンスストアに銀行共同ATMを設置したことから。