今日は何の日
<今日は何の日>9月10日「牛タンの日」
2024/09/09 09:00
週刊BCN 2024年09月09日vol.2029掲載
人気のメニューとして定着
好きな料理の一つに焼き肉がある。じか火で焼いた肉を口に運ぶと、得も言われぬ気分になれるからだ。部位によって味わいが違うのも楽しい。きっと多くの人が共感してくれるのではないだろうか。筆者の場合、焼き肉店に行ったら、まずは牛タンを注文する。テーブルに届いたら1枚を網の上に置き、軽く焼く。程よい焼き具合になったらレモン汁に浸して食べるのが定番だ。
牛タンは仙台市が発祥とされる。仙台牛たん振興会によると、戦後の混乱期、山形県出身の調理師・佐野啓四郎氏が、日本人の口に合うように考案したのが始まりとされる。以後、同氏が仙台市に専門店を開いたり、同氏の下で修行した人たちが独立したりして広がり、さらに1982年の東北新幹線の開業によって名物として成長したという。
今では全国の焼き肉店が「タン塩」などの名称で牛タンを提供しており、人気のメニューとして定着している。ちなみに、仙台市では、南蛮のみそ漬けが付け合わせとして出されるのが一般的だ。文章を書きながらさまざまな牛タンの画像を見ていると、無性に食べたい気持ちになってしまった。
(鰹)
由来
仙台市を中心とした牛タン専門店でつくる「仙台牛たん振興会」が、仙台名物の牛タンをPRしようと2006年に制定し、18年に日本記念日協会に認定・登録された。日付は「ぎゅう(9)」「たん(ten=10)」の語呂合わせから。
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