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経済合理性の高い資源循環を実現

2024/08/08 10:00





 ごみの再資源化で重要な要素の一つに経済合理性が挙げられます。分かりやすいのがPCやスマホ、家電のリサイクルで、金をはじめ希少金属を多く抽出できるため「都市鉱山」とも呼ばれ、好採算で持続可能性が高い分野とされています。

 その一方で、家庭で使う寝具のマットレスは、かさが張るばかりで、抽出できる金属が鉄などに限られるため、安定的に再資源化するのが困難な粗大ごみに分類されます。回収と処理の大幅な効率化を実現しなければ採算が取れません。

 伊藤忠テクノソリューションズは、粗大ごみの収集や再資源化を支援する資源循環プラットフォーム「StateEco(ステートエコ)」の提供を開始し、第1弾として寝具のマットレスを対象とするマッチングサービスを始めました。今後は粗大ごみの種類を順次拡大し、経済合理性の高い資源循環を実現するとしています。(安藤章司)

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伊藤忠テクノソリューションズが資源循環の「StateEco」を提供 第1弾はマットレスの収集運搬、処理を可視化
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