以前、引っ越しの際に、行政での手続きに労力を費やし、荷物の整理に取り組む前にくたびれてしまったことを覚えています。書類による煩雑な手続きや受付での待機時間などを経験し、効率化が必要な部分は多いと感じました。

　このような課題の解決に取り組んでいるのが、スタートアップのグラファーです。同社は、行政の生産性を向上し、その先にいる多くの人がより有用な時間を確保できるように支援しています。

　同社の石井大地代表取締役は、元小説家というIT業界では珍しい経歴の持ち主で、「小説でもプロダクトでも、自分の表現を世の中に問うという意味では変わらない」と説明。提供するプロダクトによって新しい視点を示し、人々の行動変容を後押ししています。（大畑直悠）

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自分の表現を世の中に問う グラファー 代表取締役／創業者 石井大地