今日は何の日

<今日は何の日>6月28日『パフェの日』

2024/06/24 09:00

週刊BCN 2024年06月24日vol.2019掲載

いつ食べても幸せ

 パフェといえば、一般的には細長い円錐型のグラスに盛り付けられ、見た目も華やかでちょっと贅沢な気持ちになる大人気のスイーツだ。

 今、私たちがパフェと呼び食べているものは、日本で生まれた。19世紀にフランスで誕生した冷菓・パルフェ(parfait)は、生クリームとコーヒーを冷やし固めたものだった。そこから少し進化し、卵黄に砂糖やホイップクリームを混ぜて、型につめて凍らせたアイスクリーム状の冷菓に、ソースや冷やした果物を添えて皿で提供したものがフランスのパフェ。日本に渡ってきた後、フルーツやクリーム、ゼリー、スポンジなどが加えられ、パフェ容器に盛り付けられるようになったという。

 独自のパフェ文化が根付いているのが札幌市だ。お酒を飲んだ後の「締めのラーメン」ならぬ「締めのパフェ」が定番となりつつあり、「札幌シメパフェMAP」が公開されている。パフェを食べるのは夜だけではない。山形県は、サクランボをはじめ数多くのフルーツがとれる土地柄をPRするため、10月まで「朝パフェキャンペーン」を実施中。山形旅行の新しい楽しみ方になりそうだ。

 おいしいものがたっぷりでどこを食べてもおいしいパフェは、いつ食べても幸せな気持ちにしてくれる「完全な」スイーツなのだ。(緑)
 


由来
1950年6月28日に、巨人の藤本英雄投手が日本プロ野球史上初のパーフェクトゲーム(完全試合)を達成したこと、スイーツのパフェがフランス語で「完全な」を意味する「Parfait」という言葉であることにちなみ、パフェ愛好家とパフェを扱う洋菓子業界が記念日に制定。
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