今日は何の日
<今日は何の日>6月15日『オウムとインコの日』
2024/06/10 09:00
週刊BCN 2024年06月10日vol.2017掲載
生涯の伴侶となり得る鳥種
コンパニオンバード(伴侶鳥)としてインコとオウムは根強い人気がある。飼い主によく懐き、頭がよく、オスは言葉をよく覚えて活動的、メスは物静かな個体が多い。一緒に暮らす人の顔を覚え、接し方を変えるのはもちろん、一度覚えたことは生涯忘れない記憶力のよさを持ち合わせる。インコとオウムは鉤型のクチバシなどの外観こそ似ているだが、寿命は大きく異なる。国内で広く飼育されている小型のセキセイインコの寿命が10年弱なのに対して、オウム科で最も小柄なオカメインコは30年近く生きる。インコでも中型になれば寿命も伸び、ワカケホンセイインコの寿命は30年ほどになる。
オウムの中型種以上の寿命はさらに長く、飼育下でのキバタンは70年以上生きるとされる。このため中型以上を飼育する場合は、飼い主の健康寿命から逆算して鳥種を選ぶ必要がある。オカメインコやワカケホンセイインコは飼い主が40才未満であることが望ましいし、キバタンの場合は飼い主の孫の代まで世話を続けることを想定しなければならない。どうしても大型インコを飼育したい場合は、40~50才の個体を譲ってもらうのがおすすめだ。(寶)
由来
日本記念日協会によれば、オウムとインコなどの鳥を適正に飼育し、愛情を持って接するよう啓発活動を行う「認定NPO法人TSUBASA」が制定。6月の06で「オウム」と、15日の15で「インコ」と読む語呂合わせから。
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