今日は何の日

<今日は何の日>6月6日『つけまの日』

2024/06/03 09:00

週刊BCN 2024年06月03日vol.2016掲載

つけまつげの進化

 つけまつげとは、目元につける人工のまつげのこと。まつげを多く長く見せたり、目元の印象をくっきりさせたりする効果がある。つけまつげ用ののりで、まつげの生え際に装着するのが一般的な付け方だ。

 日本で初めてつけまつげが商品化されたのは1947年。化粧品などを取り扱う小林コージー化粧料本舗(現コージー本舗)が発売した。東京・浅草の踊り子が、自分の髪の毛を使ってつけまつげを作っていたことからヒントを得たという。

 90年代になると、個性的なファッションスタイルやメークが特徴的なギャル文化が流行し始め、つけまつげにスポットライトが当たった。ギャルメークにおいては「盛る」ことが重要だったため、当時はつけまつげを2枚重ね、3枚重ねにすることも珍しくなかった。

 令和に入り、つけまつげの流行は落ち着きを見せたかに思われたが、実は最近、再び注目を集めている。つけまつげがさまざまな進化を見せているからだ。具体的には、従来のかたちのつけまつげだけでなく、毛を1束ずつ付けることができる商品などが登場している。ちなみに、従来のつけまつげに比べて手間はかかるが、デザインの自由度が高く、仕上がりがきれいなので個人的にはお気に入りだ。(留)
 


由来
日付は、数字の「6」が「つけまつげを付けた目」に見え、6が二つで両目につけまつげをつけたように見えることから。日本ガールズカルチャーの象徴的アイテムでもあるつけまつげを、国内外に発信することを目的として化粧品会社のディー・アップが制定した。
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