今日は何の日
<今日は何の日>5月1日『コインの日』
2024/04/29 09:00
週刊BCN 2024年04月29日vol.2012掲載
使う機会が減少傾向
最近は、キャッシュレス決済が普及したことで、小銭を使う機会が減ったという人は多いのではないだろうか。私は普段、クレジッドカードと電子マネーをメインに使用しており、入った店が現金決済だけだった場合、がっかりする。硬貨の歴史は古く、現存する最古の硬貨は紀元前670年ごろ、現在のトルコに位置するアナトリア半島のリディア王国でつくられた「エレクトロン貨」。日本でつくられたものでは7世紀後半につくられた「富本銭」が最古の硬貨とされる。
現在、国内で使われている硬貨はすべて円形だ。円形に統一されたのは、明治時代からで、四角形に比べて使用するときに便利で、大量生産する上で好都合などが理由とされる。5円と50円硬貨に穴が開けられているのは、ほかの硬貨との識別を容易にするのと、偽造防止が目的だという。硬貨の表裏は法律では定められていないが、造幣局では作業上の必要性などから年号がある側を裏としているそうだ。
実家に大量の1円と5円硬貨が入った貯金箱がある。両替するには、それなりの手数料がかかり赤字になるかもしれないし、そもそも大量の硬貨を銀行に持って行くのが面倒だ。貯金箱を見るたびに頭を悩ませている。(帆)
由来
貨幣を通して、それぞれの国の歴史や文化に対する理解を深めてもらうことを目的に日本貨幣商協同組合(JNDA)が制定。日付は「コ(5)イ(1)ン」と読む語呂合わせから。
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