昨年のIT市場で話題を席巻した生成AIですが、今年に入ってからも関連する新しい発表が相次いでいます。最近では生成AIのアウトプットの精度を上げるために、企業のデータを活用する仕組みの提供に力を入れるベンダーの発表が目立つようになりました。

　米Salesforce（セールスフォース）の日本法人は、CRMに生成AIの機能をローコードで組み込むためのツールセット「Einstein 1 Studio」と、顧客データなどを一元管理できるようにする「Data Cloud」に四つの機能を追加。CRMなどのデータを生成AIで活用できるように支援します。

　ビジネスでの生成AIの本格的な活用はまだまだ始まったばかり。こうした新機能の提供が生成AIの普及にどのように弾みをつけるのか、今後も取材を続けていきます。（大畑直悠）

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米Salesforce日本法人、国内の生成AI活用推進を加速 製品展開を強化する新組織を立ち上げ