アイデンティティー・ガバナンスソリューションを展開する米SailPoint Technologies（セイルポイントテクノロジーズ）の日本法人が国内市場で攻勢を強めています。基幹システム刷新のタイミングで、同社のソリューションの導入を検討する顧客が増加するとみて、パートナーとの協業を通して拡販を狙っています。

　同社が提供するアイデンティティー・ガバナンスソリューションは、アイデンティティーを起点に権限の一元管理や可視化、コントロールを可能にし、アクセス管理製品だけでは達成が難しい企業の内部統制の強化を支援します。

　国内企業が利用するITシステムの数の増加や、さまざまな環境への分散に伴って、アイデンティティーの正確な管理が難しくなっています。複雑なIT環境でガバナンスを強化するために、同社のソリューションが果たすべき役割は大きいと感じます。（大畑直悠）

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＜ITベンダーのGo To Market戦略＞外資編 米SailPoint Technologies日本法人 アイデンティティー起点にコンプライアンス強化 ERP刷新のタイミングが商機に