今日は何の日
<今日は何の日>2月22日『おでんの日』
2024/02/19 09:00
週刊BCN 2024年02月19日vol.2003掲載
寒い日に食べたくなる
寒い日に食べたくなる料理の一つにおでんがある。たまご、大根、はんぺん、ちくわといった定番の具材に加えて、ロールキャベツやトマトなどの変わり種もあり、ついつい箸が伸びる。おでんの横に酒があれば、文句のない空間のでき上がりだ。おでんの名前は、室町時代に豆腐を串に刺し焼きみそを付けて食べる田楽を、宮中や院に仕える女房が上品な言葉遣いで頭に「お」を付けて「お田楽」と呼んだことが由来とされている。現在のように、さまざま具材をだし汁で煮込むようになったのは、しょうゆづくりが盛んとなった江戸時代後期からという説が有力だという。
おでんは、地域ごとに味や具材に違いがあるのが面白い。例えば、関東の場合、濃い口しょうゆが使われることが大半だが、関西は薄口しょうゆが用いられる。静岡おでんは、色の黒いだし汁で煮込み、青のりや魚のだし粉をかけて食べるのが特徴だ。機会があれば、いろいろなおでんを食べてみたい。
実家にいた時は、冬になると親がつくるおでんを食べていたが、一人暮らしをしてからは、コンビニで購入したり、居酒屋で注文したりしている。料理は苦手ではないので、たまには時間を見つけて、自分好みのおでんをつくってみようと思う。(帆)
由来
新潟県の「越乃おでん会」が2007年に制定。日付は、熱いおでんは「ふーふーふー」と息を吹きかけて食べるため、「2(ふー)2(ふー)2(ふー)」と読む語呂合わせから。
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