今日は何の日
<今日は何の日>1月8日『「平成」改元の日』
2024/01/09 09:00
週刊BCN 2024年01月01日vol.1997掲載
ITの力で解決できないか
書類などを用意する際、和暦の記入や入力を求められると、手が止まってしまう。「今年は令和何年だっけ」と考えながら毎回、インターネットで調べている。手元にある大辞林によると、元号は「年に付ける呼び名」とある。日本では645年の「大化」がはじめとされる。かつては天災や事変などによって元号は改められてきたが、明治以後は一世一元になった。
日本では、これまでに200を超える元号が使われてきた。令和の前は平成で、1989年1月8日から2019年4月30日まで続いた。改元に当たり、当時官房長官だった小渕恵三・元総理大臣が、平成と書かれた書を掲げたのは有名だ。
記者は昭和後期生まれ。学生時代などに触れていた文化は、若い世代から「レトロ」と表現されることがあり、年を取ったと実感している。そのうち、自分が当たり前だと思っていたことが「それはまるで平成だね」とやゆされるかもしれない。
西暦と和暦が混在している現状に対しては、賛否両論がある。今のところ各組織・個人がそれぞれ対応しているが、ITの力で解決できないだろうか。実現すれば、誰もが納得する社会になるはずだ。(鰹)
由来
1989年1月7日の昭和天皇の崩御に伴い、元号を改める政令が閣議決定され、1月8日に元号が昭和から平成に変わった。
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