社会は現在、AIブームと呼べる状況にあります。コード生成や文章作成、チャットによるAIアシスタントサービスなどの開発は盛んで、AIで業務効率化を推進したいと考えている企業も多いでしょう。一方で、ビジネスにおけるAI活用はリスクをはらんでいることも事実です。

　日本IBMは12月1日、AIモデルのリスクを管理できるツールキット「watsonx.governance」の提供を開始しました。将来的に予想されるAIに関する規制や政策に、AIの安全性や透明性を担保しながら対応できるよう支援するのが狙いです。

　10月には米国のバイデン大統領がAIの安全性に関する大統領令を発令したほか、日本でも「AI事業者ガイドライン」が作成されており、グローバルでAIに対する規制やガイドライン制定の動きが広がっています。各企業がしっかりとAIガバナンスを実践し、AIの便利さを安全に享受できるようになることを望みます。（大向琴音）

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日本IBM、AIモデルのリスク管理製品を提供 企業の規制順守を推進