以前、学生マンションに住んでいたことがあるのですが、ある日の夜中に火災警報の誤作動が起こったことがあります。突然大きな音で警報が鳴りはじめたので、寝間着のまま慌てて外に飛び出しました。驚いたのは、避難してきた住人が私のほかに3人しかいなかったことです。大半の住人は避難しなかったようでした。

　大和ハウスグループの大和ライフネクストと理経は、2社が共同で開発したマンション居住者向けサービス「VR消防訓練」のうち、「避難編基礎」と「ベランダ避難編」のコンテンツに関して、11月12日から神戸市への提供を開始しました。

　火災などの危険は意外と身近にあります。今でも、もしあの時の警報が誤作動でなかったらと想像すると恐ろしく思います。そのため、自治体が主体となって防災の啓発活動につなげる今回の取り組みには期待しています。このような動きが全国にも広がってほしいです。（大向琴音）

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大和ライフネクストと理経のマンション居住者向けサービス「VR消防訓練」、神戸市に提供を開始