NECは、トレジャーデータの顧客データ基盤（CDP）の上に独自の顔認証や顧客の行動履歴のリアルタイム更新などのアプリを構築して売り込んだところ、商談件数が直近1年近くで50件余りに達し、好調に推移しているそうです。

　NECとトレジャーデータは、昨年末にCDPの領域で業務提携しました。協力して営業活動を展開する中、顧客データを部門横断で活用するユーザー企業が増え、全社共通で使えるCDPの需要が高まったことが追い風になっているといいます。

　最新のAI技術を駆使し、見込み客の発見や新規顧客の獲得に役立つツール群を多数開発しているNECですが、CDPについては専門ベンダーであるトレジャーデータのほうが先駆的とのこと。両社の強みを生かした協業の成功事例と言えるでしょう。（安藤章司）

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NECとトレジャーデータのCDP事業、商談数50件が進行中 交通や金融、エネルギーなどで成約あり