最近では、オンライン申請やコンビニでの証明書発行など、実際に役所に行かなくても行政サービスを受けられるようになってきました。私自身、これらのサービスが役に立つ場面は何度もありました。しかし、デジタルを活用した手続きに対し、難しいと感じる人がいるのも事実です。

　茨城県笠間市と日立製作所、日立システムズは10月4日、連携協定を結びました。有効な市民サービスの研究や実施を進め、デジタルを活用した持続するまちづくりの実現に向けて取り組んでいく方針です。今月からは同市で「動く市役所」を開始します。

　動く市役所は、オンラインでの申請手続きや相談などを可能にする「汎用デジタル窓口」を搭載した車両が市内各所へ出向く移動型窓口サービスで、市民はビデオ通話で市職員と会話しながら申請手続きなどができます。実際の窓口とオンラインの「いいとこどり」をしたようなサービスだと感じました。ぜひ全国へ広がってほしいです。（大向琴音）

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笠間市と日立、日立システムズの3者、持続するまちづくりの実現に向け連携協定