今日は何の日

<今日は何の日>10月4日『イワシの日』

2023/10/02 09:00

週刊BCN 2023年10月02日vol.1986掲載

食卓を支える代表的な魚

 イワシは、刺身や天ぷら、煮物など幅広い調理法で食べられているのに加え、缶詰などの加工品にもよく用いられている。「しらす」がイワシの稚魚であるのも忘れてはいけない。まさに食卓を支える代表的な魚といえるだろう。

 国内で食べられているイワシは、「マイワシ」「ウルメイワシ」「カタクチイワシ」の3種類。農林水産省の調査によると、3種類とシラスを合わせた2022年の漁獲量は、85万5900トンで、そのうちマイワシが61万3200トンとなっている。群れで行動することから、一度の漁で多く獲れるのが特徴だという。

 イワシは、コレステロール値を下げるとされるEPAやDHA、カルシウム、ナイアシンなどの栄養素を豊富に含んでおり、体にいい食べ物として認知されている。

 漢字では、魚編の弱いで「鰯」と書かれる。水からあげるとすぐに弱って死んだしまうことが由来だとされる。ただ、安価で購入でき、豊富な栄養があるイワシは、消費者にとっては頼りになる強い存在ではないだろうか。

 記者の地元は海沿いで、子どものころは、イワシを釣ることも多かったため、思い入れのある魚だ。最近は食べていないので、機会をつくり、昔を思い出しながら、おいしく食べたいと思う。(帆)
 


由来
1985年に大阪府多獲性魚有効利用検討会が制定。由来は、「1(い)0(わ)4(し)」の語呂合わせから。
  • 1