今日は何の日
<今日は何の日>9月23日『動物虐待防止の日』
2023/09/18 09:00
週刊BCN 2023年09月18日vol.1985掲載
時代とともに変わる飼育方法
動物虐待は時代とともに定義が変わっており、飼い主は飼育方法についてアップデートしていく必要がある。例えば2022年6月1日から「犬と猫のマイクロチップ情報登録制度」がスタートした。飼い主の情報を記録したチップを皮下に埋め込むことが義務化され、迷子などで離ればなれになっても見つかる可能性が飛躍的に高まる。もし装着していなければ、飼育放棄と見なされる場合がある。
野外で犬を飼育したり、猫を放し飼いにしたりする行為は、かつては当たり前に見られたものの、近年では推奨されておらず、人によっては「虐待」と受け取ることもある。野外で野生動物と接触して人畜共通感染症に感染し、飼い主やその家族にも広がる危険があるからだ。
季節に応じて、犬猫は冷房、鳥・爬虫類は暖房による適切な温度に保ったり、栄養バランスがよいエサを揃えたりと、それぞれの動物が快適に、楽しく暮らせるよう最大限の配慮を求める声も強い。
飼育方法は日々進化し、Webで瞬く間に世界中で共有される時代。現行の飼育方法を覆す学術論文の発表もある。飼い主の情報収集能力が試されているといえそうだ。(寶)
由来
日本記念日協会によれば、「動物をみだりに殺し、傷つけ、苦しめることのない、人と動物の優しい共生社会を築く」ために日本動物虐待防止協会(横浜市)が制定。環境省の動物愛護週間(9月20~26日)の中日をとって9月23日とした。
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