内田洋行の2023年7月期決算は、売上高が前期比11.1％増の2465億4900万円で堅調に推移しました。同社が強みとする教育ICT事業では、GIGAスクール構想以降の需要をつかむ準備期間として、次の成長に向けた取り組みを進めています。

　具体的には、ネットワークの強化や、教育現場のデータ活用の推進に向けた事例の創出、グローバルで教育関連の基盤を展開する企業の子会社化をしています。

　GIGAスクール構想で学校現場のICT化が進み、児童・生徒の1人1台端末の円滑な運用に向けてITベンダーが支援できる余地も広がりました。同社の取り組みが今後の教育DXの進展にどのように寄与するのか楽しみです。（大畑直悠）

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内田洋行、教育ICT事業はネットワーク強化が好調 23年7月期決算、売上高は前期比11.1％増に