今日は何の日

<今日は何の日>9月6日『カラスの日』

2023/09/04 09:00

週刊BCN 2023年09月04日vol.1983掲載

黄色が苦手なわけではない

 カラスは、クルミを車にひかせて割るなど知能が高く、人間の5歳児と同程度とする説もあり、チンパンジーに次いで頭が良い動物と言われている。日本では古くから身近な鳥として親しまれ、神の使いとしても信仰されてきたが、ごみを漁り、時には人を襲う習性もあることから、あまり近づきたくないという人も多いだろう。

 カラスにごみを漁られないために確実なのは、ネットやポリバケツでしっかりごみを覆い、カラスに触れさせないようにすることだ。カラスは黄色が見えないとする俗説があるが実は違う。カラスは紫外線を視認でき、これが欠けると色覚に異常を来す。カラス対策用に黄色いごみ袋が用いられているのは、紫外線をカットするための特殊な顔料が黄色だからで、黄色がカラス対策になるというわけではないため注意が必要だ。

 4月から7月はカラスの子育ての時期で、親鳥の警戒心が強く、知らずに巣に近づくと人を襲うこともある。高いところから大声で鳴く、電線や木の枝をつついて音を鳴らすといった警告を出したり、背後から近づき頭上を低空飛行することで威嚇したりする。そうした際には、傘やかばんで頭を守りつつ、速やかにその場を離れることが重要だ。(石)
 


由来
日付は英語でカラスを意味する「crow=ク(9)ロ(6)-」の語呂合わせから。カラス友の会が制定した。
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