米PagerDuty（ページャーデューティー）を直訳すると「ポケベルの責務」。スマホも携帯もなかった時代、情報システムの開発や運用に関わるSE、営業担当者はポケベルを肌身離さず持っており、障害が起きたときは真夜中であってもポケベルで呼び出される責務を担っていたことが由来だそうです。

　PagerDutyは、障害発生時の担当者への連絡をスムーズに行えるようにするとともに、システム運用管理ソフトから上がってくるあまたの障害通知に優先順位をつけ、不要不急な呼び出しをしなくても済むようにするSaaSの開発ベンダーです。

　スマホが普及した今は、ポケベルでの呼び出しがSMSやチャットツールなどに変わっただけで、本質的には変わっていません。そうしたことから、システム運用を担うSIerやユーザー企業からの関心が高く、販売チャネルの整備を急ピッチで進めているそうです。（安藤章司）

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米PagerDuty日本法人、間接販売チャネル拡充に注力 SIerなど10社余りから問い合わせ