人は誰しも年を重ねます。老いたとき、介護サービスを受けることになると思いますが、急激に高齢化が進む日本では、介護を担う人材の不足が深刻で、必要なケアを受けられない「介護難民」が生まれるリスクが現実になりかねません。

　DXによって介護人材不足を補おうという動きを特集で取材しました。freeeとエコナビスタ、バッファローの3社を取り上げましたが、共通していたのは、▽業界特有の課題解決に特化し、介護事業者が導入しやすいよう工夫している▽導入時や導入後のサポートを手厚く行っている―の2点です。

　事務手続きの工数を減らす、見守りサービスで職員の負担を減らす、ITソリューション導入のためのネットワーク環境をセットで提案と、3社の製品はいずれも介護事業者の業務改善に直結しています。DXを考える上で、業界特化型のサービスは他業種でも広がりそうだと感じました。（堀 茜）

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人手不足が顕著な介護業界 DXで持続可能な未来へ