今日のひとことWeb版
新理事長の意気込み
2023/07/07 10:00
情報処理推進機構(IPA)は独立行政法人として、調査や情報提供、各種IT関連の資格試験の実施など通じて国内のIT戦略を支えています。ITベンダーのプレゼン資料に「セキュリティ10大脅威」「DX白書」といったIPAが発表する情報を参照しているケースは多く見られます。私もセキュリティ10大脅威が発表されるたびに記事を書いています。
4月1日付で、IPAの理事長に日立製作所で副社長を務めた齊藤裕氏が就任しました。「第五期中期目標」(2023年4月~28年3月)で掲げるSociety 5.0の実現に向けた取り組みの推進などに向けて、自身のノウハウや経験を生かし、組織をけん引する考えです。
齊藤理事長は、国内のデジタル化が欧米諸国に比べ遅れていることを大きな課題と捉えています。この課題を解決するため、人材面、戦略面などさまざまな面からIPAの強化を進め、政策まで踏み込める組織にしていくと力を込めます。齊藤理事長に就任の経緯やDXへの取り組みが進む国内の現状、理事長としての目標などを聞きました。
国内のIT産業がより発展していくためには、IPAの存在が不可欠です。齊藤理事長がその手腕でどのようにIPAを進化させていくのか注目したいと思います。(岩田晃久)
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【KeyPerson】情報処理推進機構 理事長兼デジタルアーキテクチャ・デザインセンター長齊藤裕
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