今日は何の日
<今日は何の日>6月11日『傘の日』
2023/06/05 09:00
週刊BCN 2023年06月05日vol.1971掲載
雨でも晴れでも大活躍
皆さんはどんな傘を使っているだろうか。雨が降って出かけるのが面倒な日も、お気に入りの傘を差せば少しは気分が上がるかも…と思い、筆者は少し奮発し、どんな服装にも合いやすいシンプルな柄の傘を愛用している。傘といえば雨具を連想する人が多いと思うが、もともとは日よけとして、つまり日傘としてのみ使われていたのだそう。欧州では、傘が誕生してから長い間、日傘として、それも地位の高い女性だけの持ち物だった。貴族のご婦人がおしゃれとして持った日傘が発祥なのだ。日本でも、日傘は女性のアイテムというイメージが強いのも、その名残かもしれない。
ただ、近年は温暖化の進行のせいか、夏の日差しが殺人的に厳しくなってきている。女性だけでなく、男性が日傘を差す姿も目にするようになってきた。外を歩く時、日傘を差して直射日光を浴びなくて済むだけでも、体感温度はだいぶ下がる。体調を崩してしまいそうな暑さに立ち向かうには、もはやおしゃれというより、身を守るための盾として必要かもしれない。これは、気分が上がる日傘を買わなくては。雨でも晴れでも大活躍の傘を手に、今日もご機嫌に過ごしたいものだ。
(緑)
由来
日本洋傘振興協議会が1989年、暦の上で梅雨入りを意味する雑節の一つ「入梅」にあたるこの日を「傘の日」に制定した。
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