ビジネスシーンでAIツールの活用が進んでいますが、AIの学習元となるデータをどう集めるかは長年の課題です。ユーザー企業によっては、学習に役立つデータを集めるノウハウが不足しているケースが見られるといいます。

　オージス総研は、行動観察の手法でデータを集めて、AIツールの有効活用に取り組んでいます。例えば、行動観察の調査員が小売店舗や商談の現場に立ち会い、言動を観察。集めたデータを基に、見込み顧客の判別支援にAIツールを役立てています。

　以前は行動観察の結果を改善報告書にまとめる一過性の仕事が多かったとのことですが、優れたAIツールの登場によって継続して分析・改善できるようになり、同社はユーザー企業との関係強化にもつながったとしています。（安藤章司）

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オージス総研、行動観察とAIを掛け合わせ 店舗開発やサービス創出につなげる