情報のサイロ化。取材していると頻繁に耳にする言葉です。企業によって、データ管理にクラウドを使っているのか、オンプレミスなのか、状況はさまざま。それぞれの社員が保有する情報を全社的に共有し活用まで進めるには、このサイロ化の解消が欠かせません。

　米Cloudera（クラウデラ）の日本法人は、このほど開いた記者説明会で、データ領域に関する国内状況を解説。国内企業で一部データのオンプレミス回帰の動きがあり、クラウドとオンプレを一元管理できる同社のハイブリッドデータプラットフォームが、サイロ化の解消に貢献できるとしました。

　同社は、グローバルで展開しているビッグデータ活用プログラムを日本にも導入。製造業や金融業などのトップ企業を中心にプログラムを提案する考えを示しました。「導入企業に並走しながら3年後を目標に」と大澤毅社長が掲げたビッグデータ利活用の推進は、情報のサイロ化が課題とされる国内企業の競争力を高めるために欠かせない要素だと感じました。（堀 茜）

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米Clouderaの日本法人、3年後めどにビッグデータ活用を促進 各業界のトップ企業に並走